【プロテインって実は…?】うつ病を乗り越えたトレーナーが語る“真”の健康論

「糖質ダイエット、始めたんだよね…」「健康診断の結果が怖くて…」。

その話題が出ない日は無いほど、健康や体型の悩みは切実だ。そんな時に相談できるのが、マンツーマンで運動や食事の指導をしてくれる、パーソナルトレーナー。

今回取材したのは、小学校教諭からパーソナルトレーナーに転身を遂げた、竹花玄さん。その転身の背景には、自身が辛い時期を乗り越えた原体験があった。

ジムも“シェア”する時代

―― 今取材させてもらっている超おしゃれスペースは、どんな場所なんでしょうか?

  最近は、「ジムのシェアリングサービス」というものがあるんです。フリーランスのパーソナルトレーナーは、指導する場所を見つけるのが難しい。そんなトレーナーと場所を貸したいジムオーナーをつなげるのが、ジムのシェアリングです。

ここは、「THE PERSON」というシェアリングサービスを使って借りているジム。フリーランスとして指導する際に利用しています。

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取材兼トレーニング体験をさせてもらったジム。おしゃれ空間にテンションが上がりました。

―― 最近はそんなサービスが!パーソナルトレーナーってそもそも、ジムでマンツーマンの指導をしてくれる人のことですよね?フリーランスの働き方もあるんですね。

そうですね、働き方は意外に多様なんです。主に3つの働き方があります。

1つ目は、スポーツクラブの業務委託。ジムの一角を借りる形ですね。スペースに限りがあるので手狭な場合が多いですが、比較的安定した集客が見込めます。

2つ目は、最近増えている、パーソナルトレーニング専門のジムで、社員として働く形。RIZAPの社員などが分かりやすい例ですよね。

3つ目は、フリーランスとして働く形。もちろん自分のジムを持っている人もいますし、この場所のようなシェアリングサービスを使って活動している人もいます。

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僕の場合は、地元の逗子のジムで業務委託としてメインで働いています。そして月に何回かフリーランスとしてこのジムを借りて、セッションをするスタイルですね。

運動の指導はもちろん、栄養管理の指導ができる資格も持っているので、食事の面からもアドバイスしています!

運動と食事に“救われた”教師時代

―― 竹花くんは、元からスポーツ関連の仕事に就きたかったんですか?

いえ、ずっと教師になりたかったんです。実際に、新卒の3年間は小学校の先生をやっていました。大学も迷わず教育学部でしたしね。

―― どうして教師?

子どもがすごく好きだし、ずっと身近な職業だったからか、小さい頃からずっと決めてたんですよね…。教育実習もすごく楽しくて、これが仕事になるんだ!とワクワクしました。

教員になってからも、子どもと過ごす時間が何より楽しくて、保護者の方にもとても良くしてもらいました。でも教員として子どもたちにより良いものを届けたいのに、余計な時間的拘束が多すぎる。

2年間は何とか勤めましたが、無理をしすぎて3年目の始めに体調を崩して休職しました。さらに約1年間の休職中、復帰への焦りや将来への不安で、うつ病になってしまったんです。

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うつ病になってからは、ほぼ引きこもり状態。このままでは治る見込みも無いと思い、病院に通うことにしました。そこで精神面のアドバイスだけでなく、意外にも食事と運動の習慣を見直すことをすすめられて。

驚いたことに生活習慣を改めると、自然に体調も回復していったのです。

それと同時に、「こんな形で運動や食事で、人を支える方法もあるんだな」と気づかされました。そこで教師は辞めて、健康という側面から人に寄り添える、パーソナルトレーナーになろうと決めたんです。

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そのプロテイン、本当に大丈夫?

―― 素晴らしい…!でも最初は何のコネクションもないから、大変なことですよね。

知識もなかったので、まずはスポーツクラブで働き、パーソナルトレーナーの養成スクールに通いました。そこでエクササイズ指導の実技や、筋肉の名称や役割、栄養管理の方法などの座学を1年間みっちり勉強しました。

フリーランスとしても仕事をするため、SNSでのプロモーションも始めました。ただ、何かしら工夫をしないと、なかなかフォロワーも伸びない。

そこで、モデルの方にお願いして体験トレーニングを受けてもらい、撮影した写真をきれいに加工した上Instagramに投稿するなど、いろいろと策を練りました。多くの人に興味を持ってもらえるよう、「むくみを治す生活習慣」や「玄米の美味しい食べ方」といった、健康管理に役立つコンテンツも配信しています。

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竹花くんの美しいInstagramのタイムライン。

―― トレーニングメニューはどうやって決めるんですか?

共通のメニューはありません。個人それぞれの悩みや目的を聞いて、年齢や性別も加味しながらメニューを考えていきます。もちろん「痩せたい」という方は多いのですが、「姿勢を直したい」「肩こりを治したい」といった相談も多いですね。

食事の面では、1週間分の食事を写真に撮って送ってもらい、それをもとに改善点をアドバイスします。

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こんな感じのゴツいマシンの使い方も、丁寧に教えてもらえます。取材時も、私の姿勢をチェックした上で、「背中の筋肉を鍛えた方が良いですよ」と鋭いアドバイスをいただき、即興で特訓メニューを考えていただきました!

最近嬉しかった声としては、高齢の生徒さんに、「手すりを持たないと階段を登れなかったのが、今は手を離して登れるようになった」と言ってもらえたこと。やっぱりトレーニングのおかげで人の役に立てた時は、やっていて良かったなと本当に思います。

―― トレーナーをする上で、大切にしているのはどんなことですか?

見た目より、健康を重視すること。「1ヶ月で5キロ痩せたい」といった少し無理のあるご要望は、そのリスクを説明して、基本的には期間を伸ばします。

短期間で結果を出そうとすると、やっぱり体には負担が生じるし、リバウンドのリスクもある。僕のトレーニングは、一生続けられるようなメニューが前提です。

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さらに最近気になっているのが、一般の方にも飲まれるようになってきたプロテイン。基本的にはおすすめしていません。安価なプロテインは原材料の質が悪かったり、人工甘味料や香料をたくさん使って美味しくしているものが多いからです。

プロテインを飲めば筋肉がつくという幻想に囚われ、体に良くないものを取り入れては、本末転倒ですね。SNS映えしそうなカラフルなアミノ酸飲料を飲む人が増えているのも、同じ理由からちょっと心配。

タンパク質は基本的に、魚などの食品から。どうしても飲むなら、きちんと原材料を調べて安心できる製品を選びましょう!

―― パーソナルトレーナーとしての、これからの方針を教えてください!

まずは、柔道整体師の資格を取ります。これは、打撲や捻挫といったケガを治せる国家資格。「人間が本来持っている力で治療する」という考え方に基づいて、素手での施術や、固定、運動療法を行います。この資格をとって、運動や食事のサポートだけでなく、本格的に人の身体を治せるようになっていきたいです。

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最終的には、自分のジムを立ち上げたい。クライアント様もゆとりを持ってトレーニングできるし、自分の方針で運営できるのはやっぱり魅力ですよね。

その一歩として、まずは自分の発信力も強めたいと思っています。実は、男性の心身の美しさを競う、「MR JAPAN」にエントリーしています。書類はもう送ったので、あとは勝ち残れるように頑張ります!

略歴:神奈川県逗子市で活躍するパーソナルトレーナー。元教師で体調を崩したのを機に、身体も精神も整えられるパーソナルトレーナーの世界に目覚める。参考までに、竹花さんは毎日3食しっかり食べて、タンパク質は肉より魚から摂っているとのことです。